西表島の北部エリアのダイビングポイントの『ヒナイビーチ』を詳しく紹介します。
今回の記事は『マクロなダイビング』が好きな方におすすめです。
西表島のダイビングポイントは、全エリアでどれくらいあるか知っていますか?
答えは50箇所以上あります。
その中でも西表島を代表する北部エリアのマクロな生物が豊富な、
ダイビングポイントが・・・『ヒナイビーチ』です!!
ヒナイビーチの魅力。
✔︎西表島の北部エリアの上原港から5分で到着
✔︎近場なのに生物層が厚い
✔︎人気のマクロ生物がいっぱい
やはりヒナイビーチと言えば『マクロ』です。
マクロを敬遠する方も多いですが・・・生物の観察と言うのは奥がとても深く楽しめます。
たくさん生物紹介もしますので最後まで楽しんで下さい。
目次
ヒナイビーチとはどんなポイント?その魅力
ポイント名は『ヒナイビーチ』となっていますが、実際には船から潜るボートポイントです。
上原港の目の前にあるマクロ(※)が非常に面白いポイントなので、西表島でダイビングをした事がある人なら1度は潜った事があるのではないでしょうか?
ヒナイビーチは『マクロ』・・・つまり小さな水中生物が豊富に生息するダイビングポイント。
そのマクロ生物たちも多岐にわたり、
1箇所のダイビングとしては、非常にたくさんの出会いがあると言えます。
マクロは食わず嫌いのゲスト様もいますが、是非上原港周辺のダイビングショップで潜る方はリクエストしてみて下さい。
ヒナイビーチで見れる生物とは!?
今回ご紹介する『ヒナイビーチ』には、
港のすぐ目の前という条件にもかかわらず、水中で見れる生物は本当に多種多彩です。
実際にどんな生物が見れるのか、ご紹介していきましょう!!
トウアカクマノミ
日本国内では6種類のクマノミを観察する事ができますが、
その6種類の中で1番個体数が少ないのがこのトウアカクマノミです。
トウアカクマノミは『イソギンチャクを常にキレイ保つ』『拾ってきた貝やサンゴの死骸などに卵を産みつける』など、他のクマノミにはない面白い生態があるので、そこをじっくりご紹介する事もあります。
カミソリウオ
ヒナイビーチにはサボテングサなどの葉っぱがたくさん生えてるエリアがあります。
こういった所にはカミソリウオをはじめ、擬態上手な生物たちがたくさんついてます。
ぜひ探してみて下さいね!
ジョーフィッシュ
ジョーフィッシュ(アゴアマダイ)もよく見れる定番の生物です。
もちろん毎回必ずいる訳ではありませんが、結構な確率で見れます。
カラーバリエーションも様々で、写真のような黄色い個体は人気があります♪
ピカチューウミウシ(ウデフリツノザヤウミウシ)
ヒナイビーチと言えばウミウシも非常に多いです。
特にこのピカチュー(ウデフリツノザヤウミウシ)はヒナイビーチでよく見かけるウミウシの1つです♪
時には砂地のど真ん中に、時には葉っぱ(海藻)にくっついてたりするので、ぜひ探してみて下さい!!
クサイロモウミウシ
ヒナイビーチには『○○モウミウシ』という種類のウミウシがたくさんいます!!
代表的なのがこのクサイロモウミウシ。
コテングノハウチワという葉っぱを探すと高確率でついてますが、体長は約5mm前後と小さいので、紹介された時は目を凝らしてよーく見て下さい。笑
イリオモテモウミウシ
同じ『○○モウミウシ』シリーズの中で、名前に『イリオモテ』と入るイリオモテモウミウシ。
隣の石垣島エリアにはほとんど居ないし、沖縄本島でもかなり数は少ないウミウシです。
西表島のガイドなら、見つけたら必ず紹介したくなるウミウシです!!
このように、ウミウシはかなり種類が豊富なので、ウミウシ好きな方にはぜひオススメですよ。
カイカムリ
ガレ場や藻場を探すと、カイメンを背負ったカニ『カイカムリ』がいる事もあります。
可愛らしい姿とに心を奪われる事間違いなしです!!
カエルアンコウyg
カエルアンコウの仲間もよく見かけます!!
大きい個体もいますが、1センチに満たない極小サイズもよく出ます。
西表島のガイドは目が良いガイドが多いので、リクエストすればきっと見つけてくれるでしょう!!笑
ヒナイビーチで潜る時の注意点
ここからは潜る時に気を付けて頂きたい事を書いていきましょう。
ヒナイビーチで潜る時に気を付けて頂きたい事は2つ!!
港に近いので透明度が良くない時もある
港に近いので、外洋のポイントと比べると透明度がやや下がります。
ただ、透明度が悪いと言っても基本10m前後はあるので、伊豆で潜った事がある方なら全然気にならないはず。
また、狙いもほぼマクロのみなので、スコーンと抜けた透明度が無くてもそれほど影響はありま。
対策としては・・・理想上は『満潮』の時間帯は水がキレイな事が多いので、満潮時に行けるようにリクエストするくらいでしょうか。
水深がやや深い
船を留める所は水深が3~4mなのですが、
生物がたくさん見れる面白いエリアは17~18mとやや水深があります。
「えっ?全然深くないじゃん!?」と思ったあなた、ちょっと危ないかもしれません...(^_^;)
今ではダイコン(ダイビングコンピューター)を使って安全管理しながら潜る人が非常に多いですが、この18m前後の水深はかなり注意が必要なんです。
ちょっと想像してみて下さい。
あなたはこれから30mまでダイビングをするとします、このくらい『深い所』に行く時は当然『時間』に気を付けると思います。
滞在時間も短くなってしまうので、必然的に深くに長くはなりません。
しかし、18~20mと言った『中程度に深い所』に潜る時はどうですか?
今まで見てきた中ではあまり気にしてない人の方が多いと思います。
ダイコン的には「あと10分大丈夫」と言ってても、実際は体にたくさんの窒素が溜まります。
こういう潜り方をした場合、窒素の排出もゆっくりになってしまうので、実は深くに潜った時より危ない状態なのです。(※)
※詳しくは別のブログで書きますね
生物がたくさん居る分、つい長く潜りがちになってしまうのが要注意です。
デメリットを上回る生物層の豊富さがある!!
デメリットも少しありますが、それを上回るくらいたくさんの生物に出会えるポイントです。
たくさんの生物をご紹介させて頂きましたが、これらの生物も毎回必ず見れるとは限りません。
しかし、港の目の前という立地から潜る人も多く、すぐに情報がアップデートされるので『今○○が出てますよ!』という情報がすぐに入るのも利点です。
港の目の前だからと言って敬遠せず、ぜひ1度潜ってみて下さいね。
ヒナイビーチは西表島のダイビングスポットの中でも、ちょっと特殊なエリアなのでいつもと違った雰囲気を楽しんで下さい。